今朝方みた、夢の中での、お話。
夢、始まった。
ぼくは、エレベーターの正面に置いてある、ベンチというか、長いす、のような所に腰掛けて、待っている。
辺りには、ぼくしか、いない。
なにを待っているかというと、火葬される前に、火葬される順番を。
どういう事かと言うと、
火葬が終わるまでには、現在でも、1時間半から、2時間掛かり、火葬場まで足を運んで頂いた方々の、待つ、ことへの負担が大きい。
遠方からの出席者の中には、お骨が、壺に収まったら、ただちに帰路に就かなければ、翌日からの日常生活に、間に合わない方も、居られる。
現代社会では、あらゆる場面で時間に正確な環境が整っているし、また、それに対する意識も高い。
意識が高いとは、より短時間で、より良い結果や効果をもたらす、こと、を追い求めること。
そこで火葬場が、サービス向上の一環として、導入したのが、二度焼き、する事。遺体を。
予め遺体を一度、焼いておいて、お骨を骨つぼに収める時間に合わせて、仕上げに二度焼きするという、システム。
で、どうやら、ぼくは、亡くなった後、一度目の焼き、の順番を待っているところらしい。
ソワソワ、してる。
エレベーターが、開いた。
ギャー、
中から、少し焦げた、オジサンが出てきた。白目が、異様に目立つ。
そのオジサン、ぼくの前まで来て、言うた。声は普通だが、テンション少し、高めで。
「フクシマさん、アレは、キツイわ、あー、キツかったわ」
ぜったいに「トクガワ」飲んでから、行ったほうが、いいわ。
??
正面のエレベーターの扉は、ずっと開いた、まま。
ぼくは、その場から逃げることを、決意した。
ここで、目が覚めた。
あったかいコーヒーが、飲みたい。