8月27日(日)。
美味しかったぁ。
けれども、
柔らかいお肉が " 美味しいお肉 " であるということを価値基準として調教された僕の舌には、やっぱり硬(かた)い。
鶏肉だけでなく、牛肉、豚肉なども、本来、人間の嗜好に合わせて品種改良されていく前までは、この鶏肉のように硬かったんだろうなぁ、と思います。
あー、もちろん、ソレもあるやろうなぁ。
親鶏より若鶏の方が、お肉柔らかいもんなぁ。
本日、お命を頂戴した鶏(ニワトリ)さんは、生産性が落ちてきた個体だそうです。
大体(だいたい)、ヒヨコからニワトリに成長して、二年くらいで卵を産まなくなっていくようで、その際は、専門の業者さんに引き取って頂いたり、今夜のように、お肉を食料として頂いたりしているようです。
それにしても、勇気いるよなぁ。
僕には、ようでけへんわ。
戸川くんも、はじめは随分と戸惑ったようですが、自分が、この道(みち)で生きていくためには避けては通れない、と覚悟を決めたそうです。
解体作業をしていると、その過程で、鶏(ニワトリ)さんが、ただの " お肉 " に変わる瞬間があるそうです。
" 生き物 " から→ " 物質(モノ)" に変わる瞬間。
将来的には、この地、美山で " 循環型農業 " を確立することを目標としており、" たまご " だけに限らず、鶏(ニワトリ)さんを基軸として段階的に、畑で野菜を作ること等にも挑戦していきたいそうです。
あっ、そうや!
ほな、" 親子丼専門店 " とか、" オムライス専門店 " とか、できるんちゃうん。
もちろん、美味しくて " 売れるレシピ " は必要やろうけど、良い材料あるんやから、高付加価値のついた商品は受け入れられそうやんかぁ。
年間通じて、安定して観光客が来てくれているんやったらさぁ。
例えば、人出の多そうな週末の昼間だけの営業とかでもエエやんかぁ。
スペース(土地)も、いっぱい余ってるし。
地元のオバちゃんに手伝ってもろたらエエんちゃうん、キミ、僕と違ってオバちゃん受け良さそうやしさぁ。
まずは試しに、夕方寄った道の駅でやってみるとか。
" ふらっと美山 " よぉさん、ヒトおったでぇ。
アカンかぁ?
なるほどなぁ。
それは、大事なことやなぁ何となく分かる気がするわ。
確かに、あまり目立ち過ぎても良いコトないもんな。
良くも悪くも、" 村社会(ムラしゃかい)" やからなぁ。
都市部と違って人口流入の少ない地方は、特にねぇ。
まぁ、慌てんと、地元の方々との関係性を築きながらやっていったらエエやん。
戸川くんは、此処(ココ)、" 美山 " では新参者やねんから。
ほな、ぼちぼち寝よかぁ。
【 ↓ 美山ナビ ↓ 】
http://www.miyamanavi.net/
【 ↓ パンフレット ↓ 】興味のある方は、拡大して見て下さい。
↑ 左下の辺りに中野養鶏場と記載されている所が、現在の " 戸川養鶏場 " です。