2018年1月27日(土)
スタジアムに隣接する公園にて、これから試合前のウォーミングアップが始まります。
ハドル。
後輩のへさき君と僕は、試合前の練習には参加せず一緒に見学する事にします。
通称 へさき君。
2003年卒のRED GANG OB、現役時代のポジションはDB(ディフェンスバック)。
千葉県在住、独身。
彼は今から15年以上前の昔、大学三回生当時の春頃に大病を患ってしまい、それ以後、二度とアメリカンフットボールを競技することができない身体になり、選手生命を絶たれました。
歩行時の様子や、階段を昇る際の彼の後ろ姿を眺めていると、今現在も下半身に随分と後遺障害が残っているように感じました。
へさき君と二人で話していると、後遺障害による今現在の日常生活上の不自由さなんかよりも、大学時代、最終学年を迎えた四回生の時に再起できずに、戦力(選手)としてチームに貢献できなかった事の方が、未だに無念さとして、遥かに勝(まさ)っているという彼の感情が伝わってきました。
この事を話している時の彼の表情が、非常に強く印象に残りました。
でたッ。
どこが仕事やねん、キミ100% 寝起きやんか。
正直に言うてみぃ、ただの二日酔いやろぅ?
緊張感のカケラもないその締まりの無い表情、どこからどう見ても労働に励(はげ)んできた後の勤労者の顔つきには見えへんがな。
シニアカテゴリーの vs 日本体育大学戦が始まる直前になって、お台場(港区)で一仕事を終えてきた同期の内山くんが、ようやくグランドにその姿を現しました。