als20170208’s diary

近況と日々の記録。

ひちご屋④。

2018年3月9日(金)


21:00

肝の肝(きものきも)。


ささみ。


あー、その話は僕も覚えてるわ。

でも、もうエエ加減、さっきからずーっと怪我の話ばっかりでお腹がいっぱいやでぇ。


わざわざキミのことを観て応援してみようなんて、そんなマニアックで物好きな嗜好を持ち合わせた可笑(おか)しなヒト(女子大生)が、都合よく居てるはずもないのにな。

動機が不純(ふじゅん)で、浅はかだよな。

誰も観(み)てへんのに何を勘違いしたんか、エエ格好(かっこう)をしようとしてテレビ映りを意識し過ぎたばっかりに、大事な試合中に自爆してしもうた話やろ?


なぁ、ミチブタ君。


あのタックルで鼻がペッシャンコになってしもうたせいで、せっかくの男前(オトコマエ)が台無しになってしまったあの時の話やろう?




えっ、あれ試合中に救急車で運ばれたん?


そこまでクシャクシャになってしもたんや。



そんな面白いことがあの試合中に起こっていたなんて知らんかったな、キミの顔面が今以上に崩壊した様子を是非見てみたかったわ。

僕はオフェンス(攻撃)ユニットやったから、ミチブタ君が負傷退場していたことを知ったのは、試合が終わってからやったからね。


へぇ、堀江が一緒に救急車に乗っていってあげたんやぁ。


それはえらい迷惑な話やな。


めっちゃ盛り上がってたのに残念やったな。



何の話かと言いますと、


1995年シーズンにおける秋のリーグ戦第2節。
関西学院大学(かん『せ』いがくいん)とのゲーム中での出来事です。




アッ、ちょっとその前に、、、


アメフトの場合、選手がフィールド上でプレーに参加する際にはヘルメットを被る必要がありますので、野球、サッカー、ラグビー等の他の競技と比べると、テレビで観戦する場合においても、個々の選手の顔やその表情をはっきりと認識することが難しい競技です。


↑ こちらは、昨シーズンまでNFLのNYジャイアンツで活躍したジェイソン・ピエール・ポール選手の画像です。↓

彼はディフェンス(守備)を専門にした選手でポジションはDE(ディフェンスエンド)。

守備の最前線で、相手がランプレーを展開してきた際には、相撲の立ち会いのように相手と激しくぶつかり合い、オフェンスラインに押し込まれないような屈強な肉体が必要とされます。

その一方、パスプレーの際には、目の前のブロッカーを素早くかわし、他の誰よりもいち早く相手QBに襲いかかりプレッシャーをかける能力が必要とされる等、俊敏さも要求されます。

ミチブタ(道端)君も大学時代は彼と同じポジションを担当していました。

このDE(ディフェンスエンド)というポジションにおけるビッグプレイ(醍醐味)の一つとして、〝QB(クォーターバック)サック〟というものがあります。

これは相手チームのオフェンスがパスプレーを選択した際に、司令塔であるQBがパスを投げ終える前にタックルをして地面に倒すことにより、相手オフェンスの前進を未然に阻止するのと同時にフィールドポジションも併せて後退させるという、守備側にとっては非常に有益となる大きなプレイです。

【 *注意 : 今更説明する必要はないのかもしれませんが、日本国内にお住まいの皆さま方は、近頃までの過熱報道を通じて良くご存知のように、明らかにパスを投げ終えた後のQBをタックルした場合には反則となります。】

で、試合中、このビッグプレイが見事成功した場合には、チームの士気は瞬時に上がり、その選手は次のプレーが始まるまでの束の間のあいだだけヒーロー的な扱いを受けることとなり、自チームの仲間達から熱く祝福されます。

当然、この一連の様子がテレビで放送される際には、その活躍した選手は、該当のリプレイ映像や自身がズームアップされた映像等と共に大々的に紹介されることが予想されます。

そこで、再び先ほどの画像に注目して下さい。↓

ヘルメットを被っているせいで、顔が見えず、まったく誰だか分かりませんね。


次に、こちらを見て下さい。↓

こちらは同じくNYジャイアンツで現在もエースQBを務めているイーライ・マニング選手です。

オフェンス(攻撃)の司令塔です。

攻撃する際の司令塔であるQBには、プレーを開始する前に相手ディフェンス(守備)の意図を素早く見抜く能力が要求されます。

もしも、予定していた作戦が明らかに不利であると判断すれば、状況によっては開始する直前でそのプレーを変更する必要があります。

また、パスプレーの際には、ディフェンスのパスカバレッジの内容を見極めた上で最適なターゲットを瞬時に見つけ出し、そのレシーバーへ的確にパスを供給する必要があるため、冷静な判断力と共に、フィールド全体を見渡せるような広い視野が必要になってきます。

このように、ポジション(役割り)によって求められる能力等に違いがあるのと同じように、使用する防具(道具)についても、それぞれのポジションごとによってその役割り(機能)が異なってきます。

その一例が、ヘルメットの前面部分に付属し、顔面を保護するための防具であるフェイスマスク(フェイスガード)です。


↑ こちらの4枚の写真、上段の2枚がDE(ディフェンスエンド)のジェイソン・ピエール・ポール選手で、下段がQB(クォーターバック)のイーライ・マニング選手。

フェイスマスク(フェイスガード)の形状に違いがあるのが、分かりますでしょうか?

DEは、ほぼ毎プレーにおいてオフェンスラインと激しくぶつかり合い、ポールを持った選手をタックルすることが任務とされていますので、相手の手や肘等が入って自身の眼等が傷つかないよう保護する必要があります。

そのため、視界は制限されるものの、目の周辺等を保護することを優先したデザインになっています。

これに対して、QBの場合はパスを投げる際等に可能な限り視界を広く確保する必要があるため、目の部分が大きく開いたデザインのものが主流となっています。

また、このパスプレーの際において、QBは基本的にオフェンスラインによるパスプロテクションにより守られておりますので、顔面を負傷するリスクはそれほど高くはありません。


以下の2枚のイメージ画像を参照して下さい。


↑ こちらは、主にDE等の最前線で激しくぶつかり合う、ラインの選手が使用します。



↑ こちらは、主にQBやWR等のように、パスを投げたり、それをキャッチする選手が使用します。


この他にも、各ポジションごとによって、その役割り等を想定した多種多様なデザインのものがあります。



で、



話を元に戻させて頂くと、



もうお気づきだと思いますが、念のためご説明させて頂きます。


ミチブタ(道端)くん、何を血迷ったのか、強豪校を相手にした大事な一戦に、分不相応なフェイスマスクを装着して出場したんです。


そう、目元が大きく開いたやつです。


どういう魂胆でそのような無謀な行動をとってしまったのか聞くのを忘れてしまいましたが、彼の考えそうなことぐらい僕にも分かります。

少なくとも、テレビの画面を通じて自身の顔面をアピールしたかったということだけは間違いありません。


モテたかったんだと思います。


なぜなら、その当時、練習が終わってからの彼の不可解な行動が、夜な夜な頻繁に目撃されるようになっており、一部の部員のあいだで問題視されるようになっておりましたから。

参加した部員のあいだで誰ひとりとして、彼に対してお声がけをした覚えがないのにもかかわらず、どこで嗅ぎつけてきたのか、猟犬みたいな嗅覚で、毎回開催されるたびに気がつけばいつのまにか必ず道端くんが居ましたからね。


他校の女子大生との合コン現場に。


呼ばれてもいない合コンに、誰の断りもなく勝手に参加するなんて、よっぽど深刻な問題を抱えて追い詰められていたんだろうと思います。

しかも、その回数は一度や二度の出来事ではありませんでしたからね。




で、その結果、KG(関西学院大学)との試合中にどのような惨事が起こったかと言いますと、





崩壊しちゃったんです。




ミチブタ君の顔面(がんめん)が、、、、、





YouTubeに当時の試合の模様が投稿されております。どの辺りに該当の部分が収録されているのか分からなかったので、目に留まった投稿を転載させて頂きました。

* 音声が出ますので、お仕事中の方等はお気をつけ下さい。


【'95 関学 対 甲南 Part.1】


【'95 関学 対 甲南 Part.2】


【'95 関学 対 甲南 Part.3】


【'95 関学 対 甲南 Part.4】


【'95 関学 対 甲南 Part.5】


【'95 関学 対 甲南 Part.6】


【'95 関学 対 甲南 Part.7】


【'95 関学 対 甲南 Part.8】


【1995 FLASH BOWL Autumn 関学vs甲南①】


【1995 FLASH BOWL Autumn 関学vs甲南②】