2018年3月10日(土)
あっ、そう言えば、ウメオ君の実家(河庄)は、この付近やんか。
あれは高校何年生の時やったっけ?
今でも記憶に残ってるわ、西成の暴動事件。
何をキッカケにして、あんなことが起こったのかは忘れてしまいましたが。
その昔、僕たちが高校生だった頃、この近くにある西成警察署を中心とした付近一帯のエリアで、多くのホームレス(浮浪者)や日雇い労働者等が、警察署をはじめとする街(ドヤ街)のそこらじゅうの建物等に火炎瓶を投げつけるなどして暴徒化し、暴動を起こしたことがあったんです。
ある日の、放課後。
授業を終えた夕方、平常通りグラウンドで部活動(アメフトの練習)に励んでいたところ、ウメオ君個人に向けた校内放送が流れました。
『 ウメオ君は、大至急、自宅へ帰るように 』
一体、何事が起こったのでしょうか。
校内放送と合わせるようにして、アメフト部の顧問である川崎先生が、校舎から足早にグラウンドへ出てこられました。
川崎先生のお話によると、ウメオ君のオカンから学校の職員室に、今すぐ息子を自宅に帰らせるようにと電話がかかってきたそうです。
西成で暴動が起こり、ウメオ君の自宅周辺にも火炎瓶を持った暴徒が接近しつつある状況で、時間が経てば経つほど自宅に戻れなくなる可能性が高くなるとのことでした。
オカンからの要請に従い、この日はウメオ君一人だけ部活を早退しました。
で、この日の僕は、平常通りの部活動が終わった後、夜、帰路へついたのですが、暴動のため普段の通学ルートから迂回して帰宅しました。
本来なら、浪速高校の最寄り駅である南海高野線『我孫子前』から難波方面の電車に乗り『天下茶屋』で一旦下車し、徒歩で10分かけて地下鉄四ツ橋線に乗り換え、『岸里』から自宅の最寄り駅である『北加賀屋』へ向かうのですが、この日に限っては、この天下茶屋から岸里までの徒歩エリアで暴動に巻き込まれる可能性があったため、難波まで出てから地下鉄に乗り換えることにしました。
難波へ向かう南海電車の車窓から外を眺めていると、ウメオ君の自宅最寄りである萩之茶屋駅を通った際には、とっくに陽が暮れているのにもかかわらず、周辺の街並みが火災のため明るくなっていたのを覚えています。
幸いにも、その日の夜、ウメオ君の自宅兼お店(河庄)が、暴徒からターゲットにされることはなく、なんとか朝まで乗り切ったそうです。
しかし、翌朝、外に出てみると、お店の前に設置していた自動販売機はめっちゃめちゃに破壊されていたそうです。
近くを通ったので、ウメオ君のオカンにご挨拶してきました。ウメオ君の結婚式以来かな。
高校生の頃は、何度か泊めてもらったりして、大変お世話になりました。
お店にあった、麒麟(キリン)の瓶ビールをこっそりとご馳走になったりしました。
* 未成年者による飲酒は、法律により禁じられておりますが、とっくの昔に時効が成立しています。
因みに、同期のヒライ君は、夏休みになると秋から始まる河豚(ふぐ)のシーズンに備えて、ウメオ君のお店でアルバイトをしていました。
テッサ(ふぐ刺し)やテッチリ(ふぐ鍋)等のふぐ料理に使うタレの仕込みのお手伝いをしていたそうです。
あっ、一番奥ににいらっしゃるのは、ウメオ君のオトンですね。
どうも、お邪魔致しました。
【 ↓ 河庄、食べログ 】
https://s.tabelog.com/osaka/A2701/A270406/27033879/
* 今シーズンは、河豚のサイズの関係で例年よりひと月遅れて、この10月より営業を開始されているそうです。