当たり前だが、人間は食べたものからできている。
病気(als)の進行に伴い口から食べることが困難になったため胃瘻を造設し、ラコール半固形剤(経管栄養剤)のお世話になり始めてから丸一年が経過しました。
ということは、人体の代謝サイクルを考えると、現在のボクの体は、骨や神経などの一部の細胞を除いては、このラコール半固形剤でできていることになります。
あるとき、ふと思いました。
この経管栄養剤には、人間が生きていくうえで必要な栄養素(必須元素)がほぼほぼ含まれているということですが、これだけで生命を維持しているというのは、なんか気持ち悪いなと、、、
生まれてからこれまでのあいだ、健康とは程遠い生活を送ってきましたが、せっかくの機会なので、人生で一度くらいは、「食」に関して、自分にとって体に良いと思える生活を送ってみようと、最近、考えるようになりました。
「僕のミキサー食。」を始めたのは、このようなことがキッカケです。
食べ物の好き嫌いが多いボクにとって、胃瘻をつくったことは、不幸中の幸いです。
口から食べる場合とは異なり、嗜好性を考慮する必要がなく注入すれば済みますからね。
飽き性なのでいつまで続くか分かりませんが、せっかくなのでこの状況を逆手にとって、これからは、嫌いな物でも体に良さそうと思える食材は胃瘻からどんどん入れていってやろうと思います。