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日本ALS協会山口県支部長のブログ。~ als20170208’s diary ~ 近況と日々の記録。

僕のトリセツ。Ver.松村

 

~ベッドから車イスへの移乗偏~ 

じつは、ここ数ヶ月のあいだ、外出のたびにベッドから車イスへの移乗がスムーズにいかず難儀してました。

このベッドから車イスへの移乗が上手くできなかったいせいで時間がなくなってしまい、大事な予定をドタキャンしたことが何度かあるほどです。

そんな中、松村さんが加入したことにより、さっそく、移乗時のマニュアルを作ってきてくれました。

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⇧画像データで送られてきたため、拡大しないと見えないので、⇩下記のように文字情報のみ書き写してみました。

内容については、ざっくりと目を通した感じ、ほぼほぼ問題ないと思います。

訂正箇所は、8.「メラチューブ」のくだりくらいかな。

リフトで吊り上げられる際もメラチューブは口にくわえたままやで。

あと、15.「フットカバーを枕に付け」⇦これがよくわからんかってんけど、、、

ひょっとして、「ヘッドカバーをヘッドレストに付け」⇦こういうことかな?

あっ、これも訂正。9.①※「マットに臀部が着く直後に」⇨「~直前に」

 

ベッド⇨車椅子移乗の流れ(外出)

 

1.メラチューブが右側にあるか確認し、エアーマットはリハビリモードに切り替える。

※左側にある際はご本人さまに声掛けをし、左→右に移動する事!

リハビリモードは自動で60分になっている。設定を変えないように!

 

2.カテーテルマウントの水抜きをし、枕と靴下を外す。

※気管に水が入り、ムセ込みや誤嚥性肺炎になるため注意が必要!

頭の位置を必ずご本人さま確認をする事!

 

3.訪看さんに呼吸器、アモレ、メラチューブを外してもらい、頸椎カラーを装着する。

※前、後別々のため、1人が頭を支え、1人が頸椎カラーの後から入れる。

前を装着し(顎を上げ装着)呼吸器をつけ、横のマジックテープでしっかり固定をする事!

装着後は必ずご本人さまに締め付けは良いか?確認をする事!

カラーがご本人さまの耳などに当たっていないか?確認する事!

 

4.ベッドを連動でフラットにしていく。

※呼吸器、アモレ、メラチューブが挟まっていないか?確認する事!

 

5.スリングシートを両側臥位にて入れていく。

※シートのポケットがご本人さまの尾骶骨にくるようにする事!

呼吸器をなるべく動かさないように注意!

 

6.ベッドを連動で24度にする。

※呼吸器など動かないように注意し、肩や手の位置確認もする事!

 

7.リフトをご本人さまの上にセットし、頭側→足側(右側を左フック、左側を右フック)の順番でフックをかける。

 

8.訪看さんに呼吸器、アモレ、メラチューブを外してもらい、リフトをゆっくりあげ、車椅子まで移動する。

※上げる際は、頭、首の位置、両手と身体がスリングシートに挟まっていないかを速やかに確認する事!

 

9.①、②は同時進行でする。

①ヘルパーはベッド横の車椅子の上までリフトを動かし、ゆっくり降ろしていく。

※マットに臀部が着く直後にご本人様の左足(スタッフ側、右足)を背もたれ側に押す。

イメージは、体が左に倒れるようにする。体は右側、左臀部は奥、右臀部は少し手前にする事!

②訪看さんは吸引器、アモレを車椅子に設置する。

※吸引器が奥側に設置(両側を足側、裏側を背部側※バッテリー交換がしやすいようにしている。)

アモレは手前側に設置(両側を外側、後側を吸引器側)

 

10.車椅子に降り、速やかにスリングシートをフックから外し、訪看さんが呼吸器を装着する。

※慌てて外しフック部分がご本人様の顔など当たらないよう気をつける事!

 

11.スリングシートの足の部分を背部に向かって上にあげる。

※手や呼吸器、アモレ、メラチューブなどに注意する事!

 

12.訪看さんがご本人さまの前に立ち、頭を支え前かがみにしヘルパーがスリングシートを外す。

※足先がきちんと車椅子側に引いているか?ズボンが車椅子に引っかかってないか?

呼吸器、アモレ、メラチューブなどしっかり確認する事!

※スリングシートの使い方は⇩

als20170208.hatenablog.com

必ず確認する事!!

 

13.身体の位置をご本人さまに聞き、ご要望通りにする。

※臀部を持ち上げ背もたれ側に引く際は、訪看さんがご本人さまの前方に立ち、頭を支え前かがみにしヘルパーが下着、ズボンを一緒に持ち浮かせて背もたれに引く。

長ズボンOKだが、半ズボンの際は下着、ズボンがズレる為NGです。

半ズボンの際は臀部下に両手を入れ浮かせ背もたれ側に引く。

 

14.訪看さんは呼吸器のコンセントを外し車椅子のハンドルに掛ける。

※左ハンドル部にあるティルトやリクライニングに触れない様に掛ける事!

 

15.フットカバーを枕に付け、両手をアームサポートの上におく。

 ※両手の置き方について、ご本人さまのご要望通りの位置にする事!

 

16.移動中に手がズレたり、落ちないようにベルト固定をする。

※キツく締めすぎないようにご本人さまに確認をする事!

 

以上