4連休。
7月23日(木)は海の日で祝日でしたので、25日(土)にN先生が往診に来てくださいました。
ALSを患う女性から依頼を受け薬物で殺害したとして、医師2人が嘱託殺人の疑いで逮捕された事件も話題に上りました。
私は、当然に嘱託殺人罪に問われるものだと思います。
感情的には殺人罪でも。
この女性が安楽死を望んでいた事実があったとしても、彼らの行動は医師としてあるまじき行為であり、あまりにも稚拙です。
ALSの確定診断を受けた当事者は、誰でも一度は「安楽死」が頭をよぎるといってもよいくらい、残酷な病であることは事実です。
夫も、スイスで安楽死する方法を調べていました。
しかしながら、当事者が絶望感のあまり安楽死を望んでいたからといって、主治医でもない医師がそれに加担することは正しいことでしょうか。
報道を目にする限り、その思想も、そもそも医師としての資質を欠いた人物らにしか思えません。
この女性は、これまでの人生において、強い意思を持って歩んでこられたようにお見受けしました。
ALSという病に向き合う中で、その分、絶望感は大きかったかもしれません。
その中で、重度訪問介護という制度を使って、24時間ヘルパーによる介護を受けていたようですが、この体制を整えることもそう易々とできることではありません。
ALSであることを受け入れて生きて欲しかった、生きることのできた方だったと思うと残念でなりません。
進行など個人差はありますが、ALSで失うものは、介助者や呼吸器、意思伝達装置などで補うことができます。
安楽死や尊厳死の議論はあって然るべきだと思いますが、私は、ALSだからといって、諦めることのない世の中を望みます。
さて、連休最終日。
日光浴のチャンスが訪れました。
曇天でしたが、準備をしているうちに日がさしてきました。
自称、天気の子。
部屋に戻った途端、雨が降り始め、私がちょっと事務所に出かけたときには豪雨でした。
恐るべし、天気の子。