2021.02.08 月曜日
第55回スーパーボウル
@レイモンド・ジェームス・スタジアム
ブレイディ率いるTBバッカニアーズは、NFL史上初めて、ホームスタジアムでスーパーボウルを戦うチームとなりました。
ブレイディにとって10回目のスーパーボウル出場です。
連覇を狙うKCチーフスのQBパトリック・マホームズとブレイディの新旧QB対決という見方が多かったような。
マホームズは言うまでもなく若きスーパースターQBで、異次元の身体能力であり得ないプレイを決めていきます。
ブレイディの凄さはここ一番の勝負強さでしょうか。
私はブレイディのゾーンに入ったときというのでしょうか、オフェンス全体とのシンクロ率100%のドライブが究極に好きです。
さて、試合はというと、予想とは違う展開になりました。
夫もチーフス圧勝を予想していましたし、私もちょっとチーフスには勝てないのでは…と内心思っていました。
結果は、9対31でTBバッカニアーズの勝利となりました。
マホームズは怪我の影響もゼロではなかったでしょうし、バッカニアーズのディフェンスが本当に素晴らしく、まさかのTDなし。
対して、ブレイディは勝ち方を知っているゲーム運びが見事でした。
語ってよいと言われれば、永遠に語っていられますが、印象に残ったシーンを。
ひとつは前半2つ目のTDです。
FGで終わったかと思われたドライブでチーフスの反則によりチャンスを与えられたところ、すかさずグロンクにTDパスを通す。
私、絶対グロンクに投げると思って観ていました。
これがブレイディの強さ、相手のミスにつけこみ最大限ダメージを与える。
もうひとつは、前半終了間際のTD。
バッカニアーズ陣内38ヤード地点で残り43秒、3rd&2、チーフスのHCアンディ・リードがタイムアウトの判断。
私はアンディ・リードのミスだと思いましたね。
MVPにはブレイディが選ばれましたが、ディフェンスの勝利といってもよいゲームでした。
week12では敗れたチーフス相手にあのディフェンスは圧巻でした。
week5に負傷しシーズンアウトかと思われたDTベアがチャンピョンシップで復帰、「勝ち続けてくれ。そうすれば俺は戻ってくる。」と言い続け、フィールドに戻ってきました。
ベア、スーのインサイドから、JPP、バレットのアウトサイドからのプレッシャーでマホームズを終始苦しめることができました。
ホワイト、デービットのLB陣もお見事。ホワイトのインターセプトで勝利が決定的になりました。
シーズン序盤は寄せ集めのチームらしいチグハグさが見られましたが、スーパーボウルではまさにチームでの勝利。
私自身はグロンクへの2TDパスは嬉しいですし、ブラウンやフォーネットといった移籍組がTDを決めましたが、エバンスが誘ったペナルティなど、チームとしての集大成がこのスーパーボウルでした。
まさかの敗戦となったチーフスですが、マホームズはやっぱり異次元でした。
最後まで、足を引きずりながら、倒れかけた体勢からレシーバーがとれるようなパスを投げ続ける姿には感動しました。
身体能力というだけでは説明のつかない超絶なプレー、リーダーシップ、来シーズン以降また強くなって戻ってくるでしょう。
新天地では初のロンバルディトロフィーを手にしたブレイディ。
ありがとう!
来シーズンもスーパーボウルに!
リング、ひとつくらいくれないかな⁇