LIVE UP 2024

日本ALS協会山口県支部長のブログ。~ als20170208’s diary ~ 近況と日々の記録。

近況(平成30年4月3日時点)。

本日の午前中、週に一度のリハビリを受けるため、カミさんに同行してもらい宇部記念病院へ行ってきました。昨年の今頃に、外来でお世話になり始めてからちょうど一年が経ちました。

折角なので、一年前と現在を比較してみて、日常生活上、できなくなった事(動作)を簡単に洗い出してみたいと思います。

僕の場合、身体の中心部に近い(近位部)肩周りの筋肉の筋萎縮から症状が現れ始め、現在ではそれが手先の方(遠位部)にまで広がっていることから、日常生活における動作上の制約も以下のように殆どが、これにかかるものです。


① 車の運転
ハンドル操作が不安なので止めました。
昨年の11月にカミさんが運転免許を取得し、彼女が運転に慣れるまでの暫くの間は、たまに運転することもありましたが、昨年12月以降はこれまでのところ一度も運転していません。

② 食事
9割方、カミさんに介助してもらいながら食べています。
辛うじて、お箸、フォーク、スプーン等を握る事はできるのですが、これを口元まで運ぶ動作がなかなか思うようにできません。ただし、お握りやパン類等の直接手で持てるものについては、両手を使えばなんとか自力で食べることができます。

③ 衣服の着脱
パンツ以外の衣服の着脱は、全てカミさんに介助してもらっています。

④ 入浴
自宅で湯ぶねに浸かることは止めています。
これは浴槽を跨ぐ際に脚が思うように上がらず、浴槽のヘリに爪先(つまさき)が引っかかり転倒しそうになったことが、これまでに何度かあった為です。
ですから、現在、入浴についてはシャワーを浴びることで済ませてます。
洗髪、洗顔、身体を洗う、入浴後身体をバスタオルで拭く等、これらの動作は全てカミさんに介助してもらっています。

⑤ その他
髭剃り(電動カミソリ)、ペットボトルやプルトップ缶の開栓、就寝時に掛布団を被る、文字を書く、冷蔵庫を開ける等々、細かい動作を挙げだしたらきりがありませんので、この辺で。


このようにして改めて列挙して見てみると、現在のところ、それほど深刻に考えないといけないような大層な事は何一つありませんね。


久しぶりに地域連携室のOさんとNさんと、リハビリが終わってから少しだけお話しました。

僕がリハビリを受けている最中、現時点における僕の病状や精神状態等の近況及び今後のこと等について、O看護師とカミさんの二人の間で色々とお話(意見交換)していたそうです。

それによると、僕の場合は、いつもカミさんが身近に居てくれて、頼めば何でも面倒をみてくれるような環境が整っているので、少し過保護気味だという話になったそうです。

僕の性格等を勘案すると、病気だからといって甘やかしてしまうと、調子に乗って何でも人にしてもらおうとするタイプなので、できる事はもっと本人にさせて追い込んだ方が良いという結論に至ったみたいです。