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日本ALS協会山口県支部長のブログ。~ als20170208’s diary ~ 近況と日々の記録。

前頭側頭型認知症とTLS、そして、安楽死。

 

ALS患者が最も恐れるのは、TLS認知症

ブルース・ウィリスが認知症に 昨春に失語症を公表し俳優引退(東スポWEB) - Yahoo!ニュース

ブルース・ウィルス氏が認知症になったって記事を目にしたけど、この前頭側頭型認知症って一定数のALS患者にも併発するタイプのやつだよなぁ、、、

併発するケースでは、比較的にALS発症から早い段階でこの認知症も発症すると聞いている。

ボクの場合は発症からカウントすると、少なくとも7年くらいは経ってるはずやから大丈夫な気もするけど、、、

この期に及んでボケるのは勘弁して欲しいな。

4月に予定されてる大学病院での定期受診の際に、肺のCT画像を撮ることになってるけど、ついでに脳みそも撮ってもらおうかな。

もし、脳みそが萎縮し始めてたらCT検査で分かるはずだよな。

正直、ボクの今のこの状態でボケの兆候が現れ始めたらマジでスイス行きを検討する。

確定診断されるよりもずっと以前に、自分で色々調べていた中でこの病気(als)である可能性が高いということを知ったのと同時に、日本人患者の場合、スイスへ行けば安楽死できるということも知った。

そして、ボクの場合はこのことを知ったお陰で、当時、随分と気が楽になったことを今でも覚えているし、この病気(als)と向き合うに当たって、現時点で日本国内では非合法だが、日本人でもスイスへ行けば「安楽死」という選択肢があることを知っていたので、「生きる」という選択、つまり、延命治療を受けて人工呼吸器を装着することについて、まったくためらいのようなものはなかった。

だから、自分が何者かも分からなくなってしまうような認知症や、瞼(まぶた)や眼球も動かせなくなるTLS(閉じ込め症候群)になってしまった場合、もうこればかりはどうしようもないのでゲームオーバーと定めて、この二つの症状が現れるその時まではギブアップしないでおこうと当初より決めている。

この考えは今でも変わっていないので、ふとブルース・ウィルス氏の報道を目にし、改めてここに意思表示しておくことにした。

最後に、ブルース・ウィルス氏と彼のご家族が心穏やかでいられることを心よりお祈りいたします。

 

 

Aerosmith - I Don't Wanna Miss a Thing ~映画「アルマゲドン」より~