準備でけた、で。
ほな、行くで!
突入、した!
大丈夫やって、
噛めへんから、
たぶん。
めっちゃ、気に入られてるやん。
ハルのその態度は、とがわ君に、抱っこしてくれって甘えてんねん、でぇ。
抱っこ、抱っこ。
一回、抱っこしてあげてぇや。
大歓迎されてるやん。
向こう行ったわ。
早っ、戻ってきたわ。
ちなみに、家中の障子(しょうじ)は、ハルの仕業でボロボロです。
いっとき、障子に鼻を突っ込むのが、ハルのマイブームでした。
お父さん、お母さん、ごめんなさい。
なんの許可もなく、僕が勝手にハルを飼うことにしたばっかりに。
お家が、壊れた。
ハルが、とがわ君をマンツーマンカバー。
電話中も、ベタ付きの完カバーや。
大分県で暮らしている、たみお君に、このカバーリング技術を見習って頂きたい。
落ち着いた。
とがわ君、以前、トイプードルを飼っていたらしいです。
男の子で、名前はレオくん。
それで、どないしたん?レオくんは。
そうなんや、それは悲しい話やな。
寂しいな。
どうやら、別れた奥さんにレオくんの親権(しんけん)を持っていかれたそうです。
で、どうすんの?
再婚、せえへんの?
あかん、ハルが愚図(ぐず)り出したわ。
続きは、後で聞くわ。
本日の重大任務、散歩行こか。