2018年1月6日(土)
すみません、僕だけ昼間っから生中頂きます。
きたきた!
頂きまーす。
そう言えば、誰から教えてもらったんか忘れてしもたけど、中山くんがドイツに渡ったって聞いた時、向こう(ドイツ)でハンバーグ屋さんをオープンするために行ったって聞いたでぇ。
あー、そうやったんやぁ、ほな僕が聞いてた話と全然ちゃうがなぁ。
聞くところによると、中山くんはドイツに渡ってからハンバーグ屋さんではなくて、ここ数年前から世界的に和食がブームとなり流行っていたという背景もあったので、和食のレストランを昨年の6月まで経営していたようです。
日々のレストランの営業と併せて、奥様と共にドイツ語学校にも通い、現在経営しているサッカーに関わるビジネスを本格的に立ち上げるための準備をしていたそうです。
で、その和食レストランはと言うと、お店の看板メニューとして「日本の寿司職人が握る本格的なお寿司と、大阪人が焼く本場大阪のお好み焼きが、ここドイツでも味わえる!!」という触れ込みで営業していたそうです。
そして、その看板メニューの内の一つである〝本格的なお寿司〟については、人件費が勿体ないからという理由で、寿司職人でも何でもない、それまで只のサラリーマンの経験しかなかったはずの中山くんが、自らの手で握っていたらしいです。
「お前、それ詐欺やんけぇ。」
ところが、そんな素人が握ったお寿司でも、現地ドイツの方々からは、まずまずの評価を得ていたようです。
因みに、中山くんのお店での一番の人気メニューは、餃子(ギョーザ)だったそうです。
しかも手作りしている訳でもなく、日本ならスーパーに行けばどこにでも売っている、味の素(AJINOMOTO)の冷凍餃子。
ダントツの人気だったそうです。
また、餃子のタレがドイツ人の味覚にはストライクだったのでしょうか、中山くんが握った〝本格的なお寿司〟を、ほとんどの方がお醤油ではなく、その〝餃子のタレ〟を付けて「おいしい、おいしい、タレが美味しい」と、これまたお寿司ではなく、〝餃子のタレ〟を絶賛しながら食べていたらしいです。
よくよく話を聞いてみたら、中山くんの握ったお寿司が評価された訳でも何でもありません。
ただ単に、〝餃子のタレ〟がドイツ人の味覚にウケただけですね。
そんな〝餃子のタレ〟の貢献もあってか、世界で最大の閲覧数を誇るあの人気口コミサイト、トリップアドバイザーにおいては中山くんが暮らしている地域のレストランの中で、ランキング2位という高評価が付くまでの人気店にまで成長したそうです。
中山くんは優しいから、お客さんから〝餃子のタレ〟のレシピについて尋ねられると、その都度快く教えて上げたそうです。
お酢とお醤油は1対1の割合、ラー油(ごま油)はお客さんのお好みで適量。
日本人なら誰でも知ってますね。
そして、昨年の6月頃に中山くんが希望していた売却価格でめでたく買い手が現れたことから、お店に係わる全ての権利を手放し、念願のサッカービジネスに本格的に参入する環境が整ったそうです。
餃子をお代わりしました。
君もよう覚えてるなぁ、そんな昔の話。
僕も最近、病気になったお陰で昔の連中と会う機会が急に増えたからか、よう思い出すねん。
中山くんは高校生の頃まではサッカーを競技していたのですが、大学へ進学後は僕と同じくアメリカンフットボールを競技していました。
ビールをお代わりしました。