2020.08.19 水曜日
いつもより早く訪問看護のゆうこりんとTさんに訪問してもらって外出準備。
9:15
久しぶりに車で出かけます。
行き先は…
無気肺になっていた右肺の状態を確認するため、西川医院でCT検査を受けます。
まだベッド上で過ごすことが多く、それについては体制が整わず申し訳ないところです。
が、原田さんのご指導のもと、LICトレーナーやカフアシストなど、看護師さんにもご協力いただいて無気肺の改善には注力してきたので、効果が出ているのかは気になるところでした。
西川医院のスタッフの方々とゆうこりん、Tさんに介助してもらい、検査台に移ります。
呼吸器もアモレも唾液の吸引もそのまま外すことなく検査できました。
検査終了。
また皆さんに介助してもらい車椅子に戻ります。
意外と平気だった様子。
右肺の無気肺は改善しているようで安心しました、との先生のコメントをいただき、詳しくは往診の際にうかがうことに。
西川先生、スタッフの皆さん、ありがとうございました!
10:30
原田さんの呼吸リハの予定にちょうど間に合うように帰宅できましたが、体を動かして痰が上がってきたのか、ちょっと息苦しくなりました。
原田さんとTさんにアンビューや吸引してもらって落ち着きましたが、動いた後の粘り気がある痰はアモレで引けず、呼吸器をつけていても空気が入っていかなくなります。
最近ちょっと動いた後、同様のことが続いています。
一度はカニューレ交換しましたが、それ以外はカフアシストなどして気管内を吸引、アモレをサイドチューブをシリンジで引いて復旧させて落ち着くパターンです。
厄介ではありますが、溜まっている痰が上がってくるのはいいことで出してしまうしかないので、できるだけ動いて出し切ってしまいたいところ。
気を取り直して、LICトレーナーでリハビリします。
フィリップスのWさんにも来ていただいて、どのくらい空気が入っているか測定できる機器をお借りして測ります。
何度か測って、2500mlから3200mlの間くらいでした。
少しずつ肺も広がっているのか、まずまずよい数値です。
これで測ります。
Tさんにも初LICトレーナーしてもらいました。
2020.08.20 木曜日
15:00
西川先生の往診日です。
急遽、原田さんとフィリップスのWさんも同席してくださることになりました。
原田さんがCT検査の詳細や昨日の痰のことを気にしてくださり、必要であれば呼吸器の設定も変更できるようにとWさんにも連絡してくださいました。
西川先生からCT検査の説明。
事前に画像を送っていただいています。
↓2020.04撮影@山大病院
↓2020.08.19撮影@西川医院
右肺の後側が無気肺になっているのですが、範囲が小さくなってきていて、改善しているようです。
消えてなくなるまでは難しいようですが、まだ改善の余地は有るとのこと。
リハビリなど方向性は間違っていないようで安心しました。
また、最近の痰の詰まりの対策として、西川先生にご相談して、呼吸器の設定を変更しました。
今までは、S/TモードでIPAP(吸気気道陽圧)が17、EPAP(呼気気道陽圧)が8という設定で、Vte(1回換気量)に関わらず、固定の圧で空気を送り込んでいました。
それを、AVAPSモードのTargetVolume(目標1回換気量)600ml、IPAP最大圧22、IPAP最小圧17、EPAP8に変更しました。
AVAPSモードとは、平均1回換気量保証機能というもので、Average Volume Assured Pressure Support の略です。
この設定にすると、設定された目標の1回換気量600mlを維持するために、IPAP最大圧22からIPAP最小圧17の範囲内で空気を送り込む圧が自動的に調整されます。
痰が膜のようになって空気が入っていかず呼吸が苦しい場合、従来の設定であれば、例えば、普段500ml程度の換気量のところ、100ml程度しかはいらなくなったりします。
17の圧で空気を入れ続けますが、痰の膜で空気が入らない状態が続きます。
AVAPSモードでは、例えば、17の圧で600ml程度入っていたところで、300mlしか入らなくなったりすると、圧が自動的に20 に上がるようなイメージです。
痰の膜が強固なものだったりすると、IPAP最大圧22まで圧が上がっても強制的に空気を送り込めないときもあると思いますが、圧が上がることによって痰の詰まりを突破できる可能性があります。
だめなときは、アンビューやカフアシストが必要です。
ど素人の説明で意味不明かもしれませんが、とりあえず設定を変更しました。
原田さん、合ってますか?
短時間試したところ、違和感もないようだったので、まずは1週間試してみることにしました。
来週はカニューレ交換予定、CT検査は半年に一度のペースで肺の状態を確認することになりました。
皆さま、いろいろ考えていただいてありがとうございました!