今回は、カーターテクノロジーズ(株)による、LICトレーナーの運用マニュアル動画を8項目に分けて紹介します。
LICトレーナーとは、主にALS(筋萎縮性側索硬化症)をはじめとする呼吸障害を伴う神経疾患患者に対して、肺の柔軟性を維持・改善するために開発されたリハビリ機器のことを言います。
特徴としては、一方向弁が備わっているため、球麻痺症状が進行し咽頭部の機能を失った患者さんでも息を止めることができます。これにより浅い呼吸しかできなかったのが、アンビュバックを通じて段階的に空気を送り込むことにより、より深い呼吸を体感できます。また、このとき強制的に肺へ空気を送り込むわけですが、高い圧がかかり過ぎると危険なので、その際には自動的に圧を逃がすための安全機能を備えています。
ボクの場合は既に人工呼吸器を装着していますが、自発呼吸がまだ残っているし無気肺の改善・予防にも有効な気がするので、現在でもこのLICトレーナーを使ってリハビリを行っております。
それでは、以下の動画をご参照ください。
1.準備編
2.点検・組立編
3.LIC練習実践編①「予備練習」
4.LIC練習実践編②「リリーフ弁を対象者が操作」
5.LIC練習実践編③「リリーフ弁を実施者が操作」
6.LIC練習実践編④「マノメータを使ってみる」
7.LIC練習実践編⑤「簡易流量計を使ってみる」
8.お手入れ編