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日本ALS協会山口県支部長のブログ。~ als20170208’s diary ~ 近況と日々の記録。

tweet No.64

 

介護ベッドがフラットの状態のときに、ボクが足をバタバタさせている。

なんだか苦しそうにしているが、一体、何を伝えようとしているのか口の動きを見るだけでは読み取れない。

人工呼吸器が外れた訳でもないのになぁ。

苦しいからか、急を要しているようで、わざわざ、文字盤を使ってまで意思を読み取るような雰囲気でもなさそうだ、、、

意思伝達装置のパソコン(miyasuku)は?

あっ、ちょうど今、側臥位の姿勢をとっていたところだからベッド脇によけてあり、すぐに操作できる位置にはないやぁ、、、残念。

そして、ボクは相変わらず苦しそうな表情を浮かべ、足元に視線をやりながら、足をバタバタさせている、、、

 

日頃、ボクのケアに当たってもらっている看護師さんの中には、こういうケースに遭遇した方が結構いらっしゃると思います。

すぐには、意思伝達装置(miyasuku)や文字盤が使えない状況で、口パク(読唇術)でも何を伝えようとしてるのか読み取れない場合には、ボクの視線の先に何があるのか?バタバタさせている足の先には何があるのか?

よく観察してみてください。

その先には、介護ベッドのリモコンがあるはずです。

単に苦しいからという理由だけで足をバタつかせている訳ではありません。

要は、現時点で動かすことのできる身体のパーツを最大限に駆使して意思表示しようとしている訳です。

 

これでも分からんかったら、ボクが苦しそうなリアクションをしてるときは、何も考えなくてよいので、まずは、すみやかに介護ベッドを所定の角度(リモコンの連動ボタンで26度)まで起こしてください。

意思伝達装置(miyasuku)のセッティングは、その後だ!

いずれにしても、介護ベッドがフラットの状態ではパソコンを操作できませんからね。