拘縮(こうしゅく)とは、何らかの原因により、関節が固まってしまい正常な範囲で動かなくなってしまった状態を言いますが、その原因の一つとして、ボクのように寝たきりで、関節を自ら動かすことができない期間が長く続くことが挙げられます。
ボクの場合、初発症状が上肢からということで、左右の肩周りから、肘、両手先にかけては、日々ケアして下さっている皆さんのおかげで、その関節可動域については、まずまず維持できているのではないかなと思います。
ところが、最近は下肢の筋力低下にあわせて、足首周り(アキレス腱)や股関節周り(ハムストリングスとお尻の付け根付近)の拘縮が気になり始めてきました。
いずれの関節も、担当のOT(作業療法士)やPT(理学療法士)さんらにケアしてもらっていますが、それだけでは追っつかないような気がするので、今後は看護師さんたちによる日々のケアの中でも手伝ってもらいたいなと考えているところです。
こちらのグッズは、原田さんの提案により、100均で購入してきた発泡スチロール製のブロックを、OT(作業療法士)のKさんがアレンジして加工してくれたものです。
仰向けで長時間寝ていると、足首の関節が下向き(底屈)に拘縮してしまうので、それを防ぐためこのようにベッドの足元に置いて使用します。つま先に体重をかけると、アキレス腱が伸びるのを実感できます。
右側のブロックのほうが左側に比べて青い部分の傾斜角度が強いですが、これはボクの右足首の関節が左に比べて硬いためで、左右の足首の状態に合わせて使い分けています。