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日本ALS協会山口県支部長のブログ。~ als20170208’s diary ~ 近況と日々の記録。

改めて、感謝感謝です。

 

こういう記事を目にすると、病気(als)になったことはもちろん残念だが、今の時代に日本人として生まれてこれたことは、とてもラッキー(幸運)なことだとつくづく実感。 

中国・上海で日本の介護サービス「訪問入浴」が大きな話題になっている理由 (msn.com)

ちなみにボクは、昨年六月から人工呼吸器をつけて在宅で生活するようになって以来、介護保険制度を利用することにより、わずか1割の自己負担で、週に3回、訪問入浴のお世話になっています。

アースサポート山口の皆さま、いつもありがとうございます。

 

で、これと同じような話として、、、

日本国内のALS患者における人工呼吸器の装着率の高さが思い浮かびました。

現在、日本におけるALS患者のうち、人工呼吸器を装着する患者、すなわち延命治療を受けるALS患者は全体の3割(30%)程度と言われていますが、この数字は、世界的に見てもめちゃめちゃ高水準です。

ボクが確定診断を受けた2017年当時に自分で調べた限りで言うと、欧米先進国のそれは、わずか2%程度でしたからね。

そして、当時、この数字の格差にあまりにも疑問を感じたことから、検査入院中、確定診断を受けて間もない頃、将来、自分が延命治療を受けるか否かの判断材料にするため、この実態について大学病院の先生に質問したことがありました。

ボクはてっきり宗教的な文化の違いからくる死生観の表れだと思っていましたが、先生のお話によるとそうではなく、単純に、経済的な理由によるものだということでした。

この点、日本におけるALS患者は、他国のALS患者と比べて医療・介護保険(公的保険)をはじめとする社会福祉制度により手厚くカバー(保護)されているため、患者個々の経済力の有無によって命の選別が行われることはありませんからね。

改めて、感謝感謝です。

 

⇩⇩⇩こちらのスタッフも引き続き大募集しております!!!

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